社会不適合ママえぬこの日常

元不登校、社会不適合者がそこそこ楽しく生きるための方法をゆるゆる模索するブログ。

【体験談】ペットショップの裏側教えます【ブラック企業】

こんにちは!

えぬこです。

 

現在、事務のお仕事をしておりますが、

約8年前、はじめて就職した場所はペットショップでした。

 

動物の専門学校を卒業し、

某ペットショップでトリマーをしていた私が

実際に体験したペットショップの裏側を

話せる範囲でお話します。

 

ちなみに、

ペットショップ勤務経験のある友人が複数いますが、

私の働いていた場所ほど悪質なところは聞いたことがないので

あくまでも一例だと思って、

聞いていただきますようお願いいたします。

 

又、書いていてとても辛くなりました。

実際にブラック企業で働いていると、

辛すぎる状況を受け入れられず、

自衛のために「辛い」ということを認識しなくなります。

「辛い」ということに気づいてしまったら耐えられないからです。

 

現在の気持ちが安定している状態で

当時の状況を思い返してみると

信じられないぐらい酷いです。

 

かなり、オブラートに包んでおりますが、

わんちゃんねこちゃんが好きな方にはつらい内容かもしれません。

しかし、この記事を読んで

「生体(生き物)を販売しているペットショップの意義」を

一度考えるきっかけにしていただけると幸いです。

 

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【実際に体験したペットショップの裏側】

<その1>

ペットホテルの上限がない

 

ペットホテルとは、

わんちゃんやねこちゃんを一時的に預かるサービスのことです。

 

長期休みや年末年始など、

多くの人が家を空ける時期が繁忙期です。

 

小型犬~中型犬用のお部屋と

大型犬用のお部屋があり、

もちろんお部屋の数には限りがあります。

 

しかし、本社からは

「ホテルを断るな」と指示を出されていました。

 

部屋には限りがあるはず・・・

なのに、断るなってどうゆうこと?

 

なんと、満室で部屋にはいれないわんちゃんは

通称バリケンと呼ばれるお出かけ用のキャリーに

いれられていたのです。(下記のようなもの)

 

 

お店のホームページに載っている

小型犬~中型犬のお部屋は

サークルサイズで、

小型犬のわんちゃんだと広々使えるサイズ。

 

もちろんこんな狭いバリケンに1日中閉じ込められてるなんて

飼い主さんは知りません。

 

さらに、

預かっているわんちゃんねこちゃんの上限はないのに、

従業員の数は増えないため、

お世話が間に合いません。

 

1頭あたりのお散歩の時間が短くなり、

ただお店のまわりを一周するだけ(所要時間5分ほど)で

済ませなくてはいけず、

外でしか排せつができないわんちゃんにはとても辛いですし、

1日5分の散歩以外、

狭いバリケンから出られないわんちゃんもたくさんいました。

 

 

【実際に体験したペットショップの裏側】

<その2>

・毎週仔犬をオークションで仕入れてくる

これは有名な話かもしれません。

ペットショップのほとんどが、

仔犬をオークションで仕入れてきます

 

命の値段ってなんなんだろう。

 

ちなみに、

毎週仔犬を仕入れてくる曜日が決まっていました。

オークション会場からハイエースで毎週

10頭近くの仔犬や子猫が仕入れられ、

そのままお店で販売される子や、

ほかの店舗に運ばれて販売される子がいました。

 

これは、書くか悩んだのですが、

命を運んでいるという責任のない運転手が

荒い運転をしたせいで、

オークション会場からお店につくまでに

お空にいってしまった仔犬もいました。

 

【実際に体験したペットショップ裏側】

<その3>

・販売されずに感染症でお空にいく仔犬がいる

 

これが、一番つらいかもしれません。

一番・・・

一番ってなんだろう。

(トリマー時代の毎日が辛すぎて“一番つらい”がよくわからない)

 

パルボウイルスという、

免疫力の低い仔犬が感染したら、

ほぼ助からない感染症があります。

血の下痢や激しい嘔吐などの症状があり、

体力を奪われてしまう病気です。

 

私がいたお店は、

ほかの店舗で体調不良になった子などが運ばれてくることもあり、

看病の末、

お空にいってしまった仔犬が何頭もいました。

 

ちなみに、パルボウイルスは、

ほかのペットショップで働いていた知人からすると、

「そんな感染症が出たらかなり大ごとでしょ。ふつうないよ。」

とのこと。

(私の元職場では日常茶飯事でした。)

 

以上、

実際にペットショップで働いていた私が見た

ペットショップの裏側でした。

 

何度も言いますが、

あくまでの一例です。

私の働いていたところがひどすぎるだけで、

良質なペットショップも絶対に存在します。

 

しかし、

わんちゃんやねこちゃんと暮らしたいと思ったときに、

ペットショップ以外の選択肢を考えるきっかけになったらうれしいです。

 

少しでも、

多くのわんちゃんやねこちゃんが

幸せになれる世の中になりますように。

 

えぬこ

 

 

 

~あとがき~

 

このお話は書くか悩みましたが、

知ってほしい と思い書きました。

 

お店の名前は出せないので

聞かないでね。

 

今度は「ブラック企業」のことについても

書きたいです。