【親子という呪い】児童虐待は非難するだけではなくならない【虐待をなくすためには】
こんにちは。
えぬこです。
私は辛いニュースや悲惨な事件を見ると、
長い間気分が落ちてしまう為あまり見ないようにしています。
その中でも特に、
動物が辛いニュースや子供が辛いニュースは、
行き場のない怒りや悲しみをうまく消費できずに
長く引きずってしまいます。
感情移入しやすい方は、
しばらくネットやテレビのニュースなどの情報を遮断すると、
気持ちが安定することがあるのでオススメです。
本題にはいります。
今日は『児童虐待事件』がなくならない原因や、
なくすためには何が必要かを私なりに考えていきたいと思います。
尚、辛い情報を見たくない方でも読める内容になるよう
『虐待の内容』については触れません。
(私もこの記事を書く上で、
虐待の現状について調べていて気持ちがかなり沈みました。
記事を書き終えたら推しの映像を見て癒されます。がんばります。)
〈 虐待の現状 〉
令和2年度の虐待により亡くなった子供の人数は78人だそうです。
(心中による虐待死21人を含む)
『心理的な虐待』や『身体な虐待』、
『ネグレクト』など虐待は様々な種類に分けられますが、
相談件数は『心理的な虐待』が最も多いとのこと。
次いで『身体的な虐待』が多いそうです。
子供は無償で愛されて当たり前です。
なのになぜ、惨い仕打ちをされる子供たちが出てくるのか。
なぜ、虐待はなくならないのか。
大人たちが絶対に向き合わなくてはいけない、
解決しなくてはならないことだと思います。
〈 悲惨な虐待がなくならない理由 〉
児童虐待が発生するのは基本的に『家の中』です。
- 酷くなるまで見つかりにくいこと
- 他人が関与しずらいこと
- 行政が出来ることが限られている
- 日本では「親権者」が強い
- 被害者が幼い子供である為SOSを外に出せないことが多い
どうしても家の中という狭い世界で起きる事件の為、
酷くなるまで関与することが難しいことが原因の一つだと思います。
今回は虐待が見つからない理由と、
虐待に周りが関与しずらい原因を書きました。
そもそも『なぜ、虐待をしてしまうのか』という問題ですが、
『やってはいけないこと』が分からない人が親になってしまったり、
『子育て』の責任が『親』にだけ
重くのしかかっていることなどが原因だとは思います。
かなり長くなってしまう為今回の記事では追求しません。
“『やってはいけないこと』が分からない人”については、
「ケーキの切れない非行少年たち」という本で、
知的障がい者にはあたらず、でも普通に生きることが難しい
“忘れられた人たち”について書かれていて、
かなり分かりやすためぜひ一度読んでみてください。
〈 虐待をなくすためには 〉
虐待事件が起きると、必ず
「犯人は同じ目にあってほしい」
「子供を育てられない人は子供を産むな」
などと、犯人を非難するコメントを見かけます。
気持ちはとても分かりますし、
私自信、犯人に対する怒りや憤りはかなりあります。
(よくある“予定外の妊娠”も理解できないです。)
しかし、虐待は非難するだけでは何も変わらず、
なくならないのです。
- 『子育て』の責任を『親』ではなく『社会』にし、子供を育てる能力や経済力のない人が妊娠した時に、気軽に相談できるような場所や受け皿を確立すること。
- 『里親制度』を普及させ、当たり前のように『里親』という選択が出来る世の中にすること。
子供を育てる能力や経済力がない人の妊娠を世間は非難しますが、
その人たちを支援することが、結果的に子供たちの為になります。
どうしても先のことが考えられない人たちというのは存在しています。
その人たちを非難することで行き場をなくし、
結果として子供たちが辛く悲しい思いや経験をすることになるのです。
〈 まとめ 〉
今回の記事は、私ごときが書いていいテーマなのか悩みましたが、
非難しても何も変わらないということを伝えたくて今回の記事を書きました。
一番伝えたいことが伝わっていたらうれしいです。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、
誰も悲しまなくていい世の中になりますように。
えぬこ