本当に『学校へ行かせること』が不登校の解決策なのか
こんにちは!
えぬこです。
中学2年生の2学期から卒業まで完全に不登校で、
徐々に社会復帰をした経験があります。
現在は、会社員をしながら
4歳児の子育てをするワーキングマザーです。
『不登校の解決』と聞くと、
『学校へ行けるようになること』だと思われる方も多いと思います。
しかし、私は『学校へ行かせること』が必ずしもが
『不登校の解決』につながるとは思いません。
〈 卒業まで中学校に行けなかった私の話 〉
私は不登校だった中学生時代、
誰になんと言われても学校には行けていなかっただろうと思っています。
というのも、
学校に行かなくてもいいと思うことで、生きていくことが出来ていた時期
だったと思います。
学校という辛い感情を生み出す場所から遠ざかることで、
何とか自分を保っていました。
学校に通うという当たり前のことが出来ない劣等感や、
将来への不安などはいつも抱えていましたが、
「学校へ行かなくては」という感情を消し、
『学校』から逃げる時間が私には必要でした。
私が不登校になった原因は別記事で書いているので、
よかったら読んでください。
【なぜ?】明るかった私が不登校になった理由【前編】 - 社会不適合ママえぬこの日常
【なぜ?】明るかった私が不登校になった理由【後編】 - 社会不適合ママえぬこの日常
〈 フリースクールという選択肢 〉
学校に行かなくても卒業が出来るのは義務教育の中学生までです。
学校に行けないまま3年生になった私は、
このままでは高校にも行けず、将来仕事に就くことも出来ず
どうやって生きていくのだろうかという将来への大きな不安を感じていました。
そんなときに、母から勧めてもらったフリースクールに通い始めます。
行こうと思っていても予定通りに登校できなかったり、
行っても課題や勉強はせずに好きなことだけして過ごしていました。
それでも、
家に引きこもりゲームをやっていた毎日から脱することが出来た安心感がありました。
自然と「ここの高校に進学しよう」という将来のイメージを持つことが出来ました。
進学や将来のイメージが全く描けず
引きこもっていた私にとって、とても大きな変化です。
〈 学校へ行かせることだけが解決策ではない 〉
私は結局卒業まで中学校には行けませんでした。
しかし、フリースクールに通うことで社会との接点を持つことができ、
将来のイメージを描くことができました。
実際に私は、通っていたフリースクールが入っている通信制高校に進学し、
3年間で卒業することが出来ました。
又、人生ではじめて“心から感謝したい先生”に出会えました。
(高校生時代のお話は別記事で書きたいと思います。)
この高校に入ることが出来ていなければ、
高校を卒業することが出来ていたかわかりません。
高校を卒業できていなければ、専門学校に進学することも、
専門学校で現在の旦那に出会うこともなかったでしょう。
旦那に出会うことがなければ子供にも出会えていませんでした。
人生は出会いと選択の連続ですが、
母が『フリースクール』という選択肢を与えてくれたからこそ、
社会復帰が出来たと思っております。
その為、私は学校へ通わせることだけが
『不登校の解決策』だとは思いません。
〈 まとめ 〉
いかがでしたでしょうか。
もちろん学校に通うことが出来たら一番いいと思います。
しかし、フリースクールで社会との接点をもつことや、
家庭教師などで学習することも出来ます。
(私は勉強しておりませんでしたが・・・)
その子の出来ることや興味、
頑張れる範囲に合わせて周りの大人がサポートし、
それぞれのペースで社会復帰を目指していくことが、
『不登校の解決策』になるのではないでしょうか。
ちなみに、
私は中学生の約1年半全く勉強しておりませんでしたが、
専門学校の座学を主席で卒業しております。(自慢)
しかも皆勤賞です。(自慢part2)
・・・自慢がしたいわけではなく、
頑張ることが難しい時期は自分への自信を失ってしまい、
将来への不安が大きく募ると思いますが、
その子のペースで地道にちょっとずつ社会復帰を目指すことが出来れば、
遅れたものを取り戻すことは絶対に可能だということを伝えたいです。
今回の記事がすこしでも参考になればうれしいです。
えぬこ