中学生時代不登校だった私は存在することを許されたかった
こんにちは。
えぬこです。
中学2年生から卒業までの約1年半不登校で、
その後通信制高校に通い、徐々に社会復帰をした過去があります。
- 不登校の子供との接し方が分からない
- 学校へ行かずに家でなにもしていない子供を見て焦っている
そんな悩みを抱えている方は多いのでないでしょうか。
今日は、
不登校のときに私が求めていたことについてお話していきます。
〈 私が求めていたもの 〉
不登校のときの私は、
存在することを許されたかった
のだと思います。
なにも出来なくても、なにも生み出せない自分でも
存在していていいよって思ってくれている人がいることを確かめたかったのです。
これは、当時を振り返ったときに
「きっと私はこうだったのだろうな」と大人になってから気付いたことです。
当時はこの気持ちを言語化することが出来ず、
親に暴言を吐いて反抗することで
存在を許してくれていることを確かめていました。
〈 不登校児を見守ることの大切さと難しさ 〉
“働かざる者食うべからず”とはよく言いますが、
学校へ行かずに家でダラダラしている子供を見て
焦り、不安になり、イライラすることがあると思います。
不登校だった当時の私は、
自分がダメな人間だということは痛いほど分かっていたので
将来への不安を煽って脅されたり、
学校へいくことを強要されたりしていても
絶対に逆効果だっただろうなと思います。
以前の記事でもお話しましたが、
私の母は無理に学校へ行かせようとはせずに信じて見守ってくれました。
【体験談】不登校児への親の対応【親からしてもらってうれしかったこと】 - 社会不適合ママえぬこの日常
「学校に通うことなんて当たり前」
「不登校なんて恥ずかしい」
「自分が当たり前に出来ていたことだから子供も出来るはず」
もし、そう思っているのであれば
子供は自分とは別の感情をもった別の個体だということを再認識し、
子供を見守るという選択をしてほしいなと思います。
又、世間体や周りの目を気にして誰にも相談できずに
家庭内で子供の問題を抱えてしまうこともとても怖いことだと思います。
家族という集合体は、
よく言えば“絆”悪くいえば“呪い”
だと思っているので
「家族の問題だから」と周りに隠している間に悪化して、
家庭内暴力や手の付けられない状態になるほうがよっぽど怖いです。
家庭内の問題は家庭内だけで解決しようとはせずに
専門機関や相談窓口、信頼している人などに相談してください。
〈 まとめ 〉
子供を信じて見守るということが、
どれほど難しいことなのか自分が親になってから痛感しております。
当たり前のように学校を卒業して、
当たり前のように仕事をして結婚して孫が生まれて・・・
自分の子供に対してこのように考えている人は多いと思います。
しかし、
産まれたこと、学校に通っていること、
仕事をしていること、生きててくれていること
全てが奇跡です。
出来ていないことに目が行きがちですが、
出来ていることに目をむけて、存在してくれていることに感謝をしてあげてほしいです。
もちろんずっとそのままではだめですし、
一つ一つ課題をクリアしていかなくてはいかないのですが、
まずは存在を許してあげること。
存在を許すことで、
次のステップに進むことができるのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
あくまで私が体験した個人の意見になるので、
全ての子供に当てはまるわけではないかもしれませんが、
少しでも参考になればうれしいです。
えぬこ